#1 土の状態を知ることから始める――秋畑の圃場と、これからの土づくり

土の状態を確認してから管理方針を考える流れを表したイメージ画像です。

群馬県甘楽郡甘楽町秋畑で進めている「風土再耕」。私たちは2026年5月にこの土地を借り、栽培に向けた活動を始めました。新しい取り組みを紹介するにあたり、現在の様子だけでなく、この圃場がたどってきた履歴と、これからどのように土と向き合おうとしているのかを、まずお伝えしたいと考えています。

■ 受け継いだ圃場の履歴

確認している情報では、この圃場は2025年には作付けされておらず、2024年以前には肥料と農薬を使ったこんにゃく栽培が続けられていました。これは過去の営農方法を否定するための情報ではありません。今までどのような使われ方をしてきた土地なのかを知ることは、現在地を正確に捉え、これからの管理を考えるための出発点と考えているので共有させていただいています。

一方、これまでの栽培履歴だけから現在の土の状態を判断することはできません。土にどのような成分がどれだけあるのか、過去の資材使用が現在にどう影響しているのかについて、私たちはまだ検査結果を持っていないので、「土が悪い」「すでに良くなった」といった結論を先に置かず、分かっている事実と、まだ分からないことを分けて考えます。

■ 2026年5月からの管理

私たちが活動を始めた2026年5月以降、対象圃場では農薬と化学肥料を使用していません。ただし、これは耕起や肥料、病気への対応を今後も一切行わないということではなく、作物と畑の状態を見て、必要性があるかを判断し、不必要な介入はできるだけ避けることが基本方針としています。必要な作業を選ぶ際には、自然環境への影響も考慮して栽培していきます。

現在は、草が広がる場所を確認しながら、栽培に使う部分の草を刈り、必要に応じて耕すなど、作物を育てるための場所を少しずつ整えています。

■ 土壌検査を判断の出発点に

これからは、土壌の状態を適切に把握するため、定期的な土壌検査を行う予定です。現時点ではまだ実施記録がないため、具体的な結果や改善方法は決まっていません。検査で得られた情報と、栽培中の作物や畑の観察記録を照らし合わせ、その時に必要な対応を考えていきます。

私たちが目指す土づくりは、あらかじめ決めた方法を一律に当てはめることではありません。圃場の履歴を受け止め、状態を確かめ、必要な作業だけを選び、その後の変化を記録する。その積み重ねを「風土再耕」の土台として、これからも過程を率直にお伝えしていきます。

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